2022/01/04 クリニック
2022年 年頭の所感と1〜2月の休診予定
2022年 あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
1月のお正月明け以降は休診予定日はありません。
2月6日(日)は休日緊急医です! 翌7日(月)を代休とさせていただきます。
緊急医の診療は、朝8時30分から18時までを予定しています。受診の際は必ずお電話で受付をお願いいたします。
2021年4月から12月までの9ヶ月間の記録
- 新型コロナウイルス PCR+抗原検査実施件数 154件+15件 合計169件 陽性者 3名
- 新型コロナワクチン 個別接種実施総数 2592回
- 新型コロナワクチン 土曜日午後時間外の実施日数 のべ15日
- 休日の新型コロナワクチン集団接種協力回数(医師) 12回
- 休日の新型コロナワクチン集団接種協力回数(看護師)20回
- 休日緊急医 6回
- 初期救急センター出務 10回
- 水曜日午後の半休の学校医、保育園医としての健診、地域(PCR)検査センターの出張 8 回
新型コロナウイルス感染症のパンデミックの2年目が終わりました。第3波、第4波、第5波と次々に感染が拡大し、その間に始まったコロナワクチン接種も繁忙を極め、いっぱいいっぱいの状態を従業員全員の協力でなんとか乗り切ることができました。
記録を見ても、4月から12月までの9ヶ月間は時間外や休日の仕事が非常に多く、気持ちの余裕のない日々が続きました。早朝の雪かきに始まり大忙しだった大晦日の休日緊急医の仕事を終え、ようやくこのお正月を迎え、ホッと一息ついています。
秋から年末にかけては、診察の間や前後にコロナワクチンの個別接種やインフルエンザワクチンの枠が入り、その間に多くはないとはいえコロナ抗原/PCR検査が入るなど時間に追われる日々が続き、来院された方々には多々ご迷惑をおかけしたことと存じます。この場を借りてお詫び申し上げます。
さて、2022年も慌ただしい年になりそうです。年末から始まったコロナ感染者数の増加がいよいよ顕著になってきました。オミクロン株の流行も時間の問題でしょう。既に保健所からは第6波に向けて当院のような無床診療所にも宿泊施設や自宅療養者への対応についての協力要請があり、医療崩壊を何としても防ぐために可能な限り協力していくつもりです。
急遽前倒しが決まったコロナワクチンの追加接種も慌ただしい中で準備が進められています。現在も、新たな対象となる12歳のお子さん等への1、2回目の接種は進行中で、当院でもほぼ毎週金曜日と土曜日に接種枠を設けて続けています。さらに年明け最初の週末から、医療従事者等への追加接種も開始します。高齢者への個別ならびに集団接種も遅くとも2月初めには開始となる予定で準備が進んでおり、さらに3月以降には5〜11歳のお子さんへの接種も開始となる見通しで、いずれにも可能な限り協力していく予定です。
オミクロン株の出現で、コロナパンデミックの出口も見通せなくなった現在ですが、感染性は非常に強い一方で病原性は低めとのこと。重症化率が低いのは安心材料ではありますが、心配はやはり一気に感染者が増加して、医療機関を含めて社会インフラそのものの維持が難しくならないかということです。
感染者が想定を超えて爆発的に増えれば、いくら重症化率が低くてもあっという間に医療崩壊の瀬戸際に追い込まれかねません。感染性の強さを考えると、軽症者や無症状陽性者の増加とともに感染防止対策をかいくぐって医療従事者の感染増加も避けられないものと思われます。地域医療を支える身近な医療機関が相次いで診療停止になれば、地域医療は一気に逼迫してしまいます。
そのような事態を防ぐには、流行拡大との競争となるワクチン追加接種の一刻も早い推進と、少しでも多くの方々の個々の感染防止対策の徹底が最も重要です。私たち医療従事者も心を奮い立たせてもうひと頑張りします。皆さんも、ぜひご協力をお願いいたします。心を一つにして、今まさに突入しつつある第6波を乗り越えましょう! 今年が、本当に明るさを実感できる年となりますよう、心より願っています。