2020/11/01 クリニック
長野県における新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備えた受診体制の変更について
発熱等の症状のある方の受診・相談の流れ
インフルエンザとの同時流行への懸念から、国の方針により11月から発熱患者の初期対応が保健所から原則かかりつけ医に移行することになりました。(厚労省から公表された「発熱等の症状のある方の受診・相談の流れ」はこちらをごらんください。)
* 11月17日付で「上小地域における新たな相談・受診・検査の検査の流れ」が公表されました!
長野県でも、感染症指定医療機関のほか地域の診療所やクリニックなど「かかりつけ医」でも新型コロナウイルスに感染した疑いがある発熱患者の診察や検査を行えるよう態勢整備を進め、10月末現在協力が得られた491の医療機関が「診療・検査医療機関」として指定されました。
準備の整った施設から、概ね11月中旬から受け入れが予定されています。患者の集中などを防ぐためとして長野県では指定した医療機関は一般には公表されませんが、個々の医療機関ではかかりつけの患者さんに自院の対応方法について情報提供を行うこととされています。今後は発熱等心配な症状があった場合の最初の相談先はまずかかりつけ医に、特定のかかりつけ医のない方は保健所等に設置される「受診・相談センター」連絡をすることになります。
発熱患者の外来診療・検査を担う「診療・検査医療機関」
「診療・検査医療機関」でも、以下のように対応が分かれています。かかりつけ医の対応については予め確認しておきましょう。
- 発熱患者の診療のみ対応可能な医療機関(検査は対応可能な医療機関に紹介)
- 自院のかかりつけ患者または自院に相談のあった患者のみ検査を含めて対応する医療機関
- 保健所等からの紹介や濃厚接触者の検査も行う医療機関
当クリニックは検査も行う「診療・検査医療機関」です
当クリニックでは、かかりつけ患者のほか、小児については保健所等からの紹介や濃厚接触者の検査も行う医療機関として指定を受けました。今後インフルエンザまたは新型コロナウイルス感染症の地域的な流行が始まった際には、必要に応じてインフルエンザの迅速検査、新型コロナウイルスのPCRまたは抗原定性検査などを行います。万一新型コロナウイルスへの感染が陽性となった場合には、軽症者の自宅療養等のフォロー等も保健所に協力して行う予定です。
上記検査の必要になった場合の、具体的な対応や検査の流れ(予定)やご協力いただきたいことなどは、次回のお知らせをご覧ください。